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【コラム】カーポートの確認申請で気をつけたいポイント

カーポートは暮らしを便利にし、車を守るためにとても人気の高い外構設備です。
しかし実は、カーポートは「確認申請が必要」な建築物であることをご存じでしょうか?

外構業者の中には「カーポートは確認申請が不要です」と案内してしまうケースもありますが、
これは誤った情報であり、後々トラブルにつながる可能性があります。

今回は、アキトデザインが実務で重要視している
カーポートの確認申請チェックポイントをわかりやすくまとめました。

 

① カーポートは確認申請が必要

多くの方が誤解しがちですが、
カーポートは、確認申請が必要です。

  • 屋根がある

  • 柱がある

  • 固定されている

これらの条件が揃うと、建築基準法上は「建築物」と判断され、
規模や材質に関係なく確認申請の対象になります。

 

② カーポートを建てると既設建物の採光が守れなくなる場合がある

カーポートの屋根位置によっては、
既存の建物の窓が 法的に必要な採光量を満たさなくなるケースがあります。

特に…

  • 南側の掃き出し窓

  • 東西の日当たりの良い窓

  • 採光補正でギリギリ通過している窓

などは、既設建物が「採光不足の違反状態」となる可能性があります。

そのため、設置前に採光チェックは必須です。

 

③ カーポートの屋根面積は建蔽率に影響する場合がある

敷地に対し建物がギリギリの建蔽率で建てられている場合、
カーポートの屋根が建蔽率に含まれてしまい、建蔽率オーバーになる可能性があります。

特に近年は敷地が狭い住宅が多いため、注意すべきポイントです。

 

④ 「確認申請は不要」と言う外構業者に注意

残念ながら外構業界では、
「カーポートは申請不要」と案内してしまう業者も存在します。

しかしこれは法律の理解不足による誤情報で、
実際には申請が必要な建築物です。

申請を怠った状態で工事した場合、

  • 是正指導

  • 撤去命令

  • 売却時のトラブル

など、後から大きな問題につながる可能性があります。

 

⑤ 30㎡以上のカーポートは内装制限がかかる場合も

カーポートの屋根面積が30㎡以上になると、
内装制限が適用される場合があります。

規模が大きくなるほど法規も複雑になるため、
設計段階でしっかり確認する必要があります。

 

まとめ|カーポート工事は“建築士による申請チェック”が必須

カーポートは簡易的に見えますが、法律上はれっきとした建築物です。
そのため、以下のようなチェックが欠かせません。

  • 確認申請が必要

  • 採光の妨げにならないか

  • 建蔽率をオーバーしないか

  • 面積による規制の確認

  • 内装制限の確認

これらを理解していないと、完成後に大きな問題へと発展する可能性があります。

アキトデザインでは、法規チェックから確認申請までトータルでサポート可能です。
安心してご相談ください。


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